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難波平人(1941(昭和16)年、山口県生まれ)は、1964(昭和39)年に広島大学教育学部美術科(現・教育学部造形芸術系コース)を卒業、1970(昭和45)年から広島大学に35年間勤務し、後進の育成に励むと同時に、地域の芸術文化の発展に貢献してきました。
本展では、難波平人が広島大学の在学中1963(昭和38)年頃に、原爆スラムと呼ばれていた河川敷一帯の基町相生通り付近に足しげく通いスケッチを残していたことを、このたび初めて明らかにし、かつ保管していた未発表の作品、約30点を紹介するものです。
被爆80周年を迎える2025(令和7)年に、風景を描くことにおいて秀でた画業を持つ難波平人による、広島復興の原風景ともいえる「基町相生通り」のスケッチを紹介することで、ヒロシマの過去・現在・未来について、考えるための場を設けたいと思います。


会期:2025年5月30日(金)→ 6月8日(日)
12:00~17:00 入場無料
※6月2・3・4日は休廊 ※最終日は16:00まで
第一会場:基町プロジェクト Unité(ユニテ)
市営基町アパート17号棟1階(広島市中区16−17−108)
第二会場:オルタナティブスペース CORE(コア)
市営基町アパート基町ショッピングセンター内(広島市中区基町19-2-448)
主催: 波の会、二紀会広島支部
共催(第一会場): 基町プロジェクト(広島市立大学・広島市中区役所)
協賛: 広島大学、鵜野俊雄((株)ヒロテック)
問合せ:波の会( 090-5376-4384)