基町について
広島開基の地「基町」はどんなまち?
広島市営基町高層アパート
基町住宅地区
プロジェクトサイトの基町住宅地区は、太田川と広島城に挟まれた場所にあります。
古くは広島城の一部であり、また明治以降には軍用地の集積地が並ぶ一帯でもありました。
地図のオレンジ色の範囲が基町住宅地区、緑色の範囲は一般的な地名としての基町です。
プロジェクトでは、基町住宅地区周辺を指して「基町」と呼びますが、
地図を見ると、広島城の南側広島県庁周辺までの一帯が基町であることがわかります。
基町地区再開発事業と基町住宅地区
基町プロジェクトの主な対象地域である基町住宅地区は、広島市の中心部に位置し、公営住宅が立ち並ぶエリアです。ジャバラ型のユニークな高層アパートを中心に約3,000 世帯(平成27年3月現在)が暮らしており、地区内にはショッピングセンター等が併設されています。
また地区周辺には中央公園、広島城、原爆ドーム、平和記念公園、旧市民球場跡地など人々で賑わう場所が多く点在しています。戦前戦中は、軍用地の集積地でしたが、原爆投下により一帯は焼け野原となりました。戦後に建てられた不良住宅等の建て替えを目的とし、昭和40年代前半より、高層アパート等が建設され、現在の基町住宅地区が出来上がりました。
当初はにぎわいあふれる地域でしたが、近年では、建物老朽化、住民の少子高齢化、商店街の衰退などによる地区の活力低下が問題視されています。
右図:「基町地区再開発事業記念誌」表紙
発行:広島県都市部住宅課・広島市都市計画局建築部住宅庶務課
発行:昭和54年(1979年)3月31日
基町住宅地区の課題
(基町住宅地区活性化計画より)
高齢化
要介護者等の増加
少子化
外国人等との交流・共存の制約
外国人等の居住者が増加しており、日本語の習得が十分でなく、日本の習慣に馴染めない外国人等との交流の難しさ・制約が指摘されている。
商業の停滞
団地共有空間等の活用の余地
基町住宅地区の特色
(基町住宅地区活性化計画より)
「平和の軸線」が通るまち
都心にある計画的な一大住宅団地(中高層住宅団地)で全体が公共施設
都心にある計画的な一大住宅団地(中高層住宅団地)で全体が公共施設
築城以来の歴史を有するまち
多彩な公共公益施設が立地・近接
地域コミュニティ
公営住宅等の居住者による基町地区及びコミュニティの形成
基町住宅地区の活性化
基町住宅地区活性化計画の全容については、
広島市のウェブサイトをご覧ください。
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